現在表示しているのは、次のバージョン向けのドキュメントです。Kubernetesバージョン: v1.30

Kubernetes v1.30 のドキュメントは積極的にメンテナンスされていません。現在表示されているバージョンはスナップショットです。最新のドキュメントはこちらです: 最新バージョン

Shutdown of interactive tutorials

The interactive tutorials previously on this website have been shut down.

Kubernetes is grateful to O'Reilly and Katacoda for many years of helping people take their first steps in learning Kubernetes.

The shutdown followed O'Reilly Media's 2019 acquisition of Katacoda.


The tutorials ceased to function after the 31st of March, 2023. You are seeing this notice because this particular page has not yet been updated following that shutdown.

Minikube上でNGINX Ingressコントローラーを使用してIngressをセットアップする

Ingressとは、クラスター内のServiceに外部からのアクセスを許可するルールを定義するAPIオブジェクトです。IngressコントローラーはIngress内に設定されたルールを満たすように動作します。

このページでは、簡単なIngressをセットアップして、HTTPのURIに応じてwebまたはweb2というServiceにリクエストをルーティングする方法を説明します。

始める前に

Kubernetesクラスターが必要、かつそのクラスターと通信するためにkubectlコマンドラインツールが設定されている必要があります。 このチュートリアルは、コントロールプレーンのホストとして動作していない少なくとも2つのノードを持つクラスターで実行することをおすすめします。 まだクラスターがない場合、minikubeを使って作成するか、 以下のいずれかのKubernetesプレイグラウンドも使用できます:

バージョンを確認するには次のコマンドを実行してください: kubectl version.

Minikubeクラスターを作成する

  1. Launch Terminalをクリックします。

  2. (オプション) Minikubeをローカル環境にインストールした場合は、次のコマンドを実行します。

    minikube start
    

Ingressコントローラーを有効化する

  1. NGINX Ingressコントローラーを有効にするために、次のコマンドを実行します。

    minikube addons enable ingress
    
  2. NGINX Ingressコントローラーが起動したことを確認します。

    kubectl get pods -n kube-system
    

    出力は次のようになります。

    NAME                                        READY     STATUS    RESTARTS   AGE
    default-http-backend-59868b7dd6-xb8tq       1/1       Running   0          1m
    kube-addon-manager-minikube                 1/1       Running   0          3m
    kube-dns-6dcb57bcc8-n4xd4                   3/3       Running   0          2m
    kubernetes-dashboard-5498ccf677-b8p5h       1/1       Running   0          2m
    nginx-ingress-controller-5984b97644-rnkrg   1/1       Running   0          1m
    storage-provisioner                         1/1       Running   0          2m
    

Hello Worldアプリをデプロイする

  1. 次のコマンドを実行して、Deploymentを作成します。

    kubectl create deployment web --image=gcr.io/google-samples/hello-app:1.0
    

    出力は次のようになります。

    deployment.apps/web created
    
  2. Deploymentを公開します。

    kubectl expose deployment web --type=NodePort --port=8080
    

    出力は次のようになります。

    service/web exposed
    
  3. Serviceが作成され、NodePort上で利用できるようになったことを確認します。

    kubectl get service web
    

    出力は次のようになります。

    NAME      TYPE       CLUSTER-IP       EXTERNAL-IP   PORT(S)          AGE
    web       NodePort   10.104.133.249   <none>        8080:31637/TCP   12m
    
  4. NodePort経由でServiceを訪問します。

    minikube service web --url
    

    出力は次のようになります。

    http://172.17.0.15:31637
    

    出力は次のようになります。

    Hello, world!
    Version: 1.0.0
    Hostname: web-55b8c6998d-8k564
    

    これで、MinikubeのIPアドレスとNodePort経由で、サンプルアプリにアクセスできるようになりました。次のステップでは、Ingressリソースを使用してアプリにアクセスできるように設定します。

Ingressリソースを作成する

以下に示すファイルは、hello-world.info経由で送られたトラフィックをServiceに送信するIngressリソースです。

  1. 以下の内容でexample-ingress.yamlを作成します。

    apiVersion: networking.k8s.io/v1
     kind: Ingress
     metadata:
       name: example-ingress
     spec:
       ingressClassName: nginx
       rules:
         - host: hello-world.info
           http:
             paths:
               - path: /
                 pathType: Prefix
                 backend:
                   service:
                     name: web
                     port:
                       number: 8080
  2. 次のコマンドを実行して、Ingressリソースを作成します。

    kubectl apply -f https://kubernetes.io/examples/service/networking/example-ingress.yaml
    

    出力は次のようになります。

    ingress.networking.k8s.io/example-ingress created
    
  3. 次のコマンドで、IPアドレスが設定されていることを確認します。

    kubectl get ingress
    
    NAME              CLASS    HOSTS              ADDRESS        PORTS   AGE
    example-ingress   <none>   hello-world.info   172.17.0.15    80      38s
    
  4. 次の行を/etc/hostsファイルの最後に書きます。

    172.17.0.15 hello-world.info
    

    この設定により、リクエストがhello-world.infoからMinikubeに送信されるようになります。

  5. Ingressコントローラーがトラフィックを制御していることを確認します。

    curl hello-world.info
    

    出力は次のようになります。

    Hello, world!
    Version: 1.0.0
    Hostname: web-55b8c6998d-8k564
    

2番目のDeploymentを作成する

  1. 次のコマンドを実行して、v2のDeploymentを作成します。

    kubectl create deployment web2 --image=gcr.io/google-samples/hello-app:2.0
    

    出力は次のようになります。

    deployment.apps/web2 created
    
  2. Deploymentを公開します。

    kubectl expose deployment web2 --port=8080 --type=NodePort
    

    出力は次のようになります。

    service/web2 exposed
    

Ingressを編集する

  1. 既存のexample-ingress.yamlを編集して、以下の行を追加します。

          - path: /v2
            pathType: Prefix
            backend:
              service:
                name: web2
                port:
                  number: 8080
    
  2. 次のコマンドで変更を適用します。

    kubectl apply -f example-ingress.yaml
    

    出力は次のようになります。

    ingress.networking/example-ingress configured
    

Ingressを試す

  1. Hello Worldアプリの1番目のバージョンにアクセスします。

    curl hello-world.info
    

    出力は次のようになります。

    Hello, world!
    Version: 1.0.0
    Hostname: web-55b8c6998d-8k564
    
  2. Hello Worldアプリの2番目のバージョンにアクセスします。

    curl hello-world.info/v2
    

    出力は次のようになります。

    Hello, world!
    Version: 2.0.0
    Hostname: web2-75cd47646f-t8cjk
    

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